栄光、Z会と提携 Z会は第2位の株主に

栄光ゼミナールとZ会(株式会社増進会出版社)は、平成21年12月、業務資本提携を締結しました。

少子化による学齢人口減少の影響に加え、大手を中心とした営業拠点拡大により、熾烈な顧客獲得競争やサービス競争が繰り広げられている中、各学習塾の合従連衡が進んでおり、今回の提携もその一環と考えられます。

今回の提携で、栄光は2010年1月14日に第三者割当により、栄光の自己株式300万株を譲渡し、Z会(株式会社増進会出版社)から12億4500万円を調達する予定で、これによりZ会(株式会社増進会出版社)は栄光の発行済み株式の15・9%を保有し、第2位の株主になります。Z会は栄光に取締役1名を派遣する模様。

これによりZ会グループが栄光グループに対して、将来にわたる長期的な視点で株式会社栄光の企業価値向上を強力にサポートする安定株主になり、両社の協力関係を事業パートナーとしての関係のみならず資本関係も構築することにより、株式会社栄光の経営基盤・財務体質の強化を図るとともに、両社の協力関係をより強固なものになるとしています。

栄光グループとZ会グループの具体的な提携項目としては、以下を中心に検討しているとプレスリリースでは発表されています。主な点を列挙しておきます。

◆ 栄光グループが得意とする首都圏を中心とした幅広い成績層の生徒と、Z会グループが得意とする成績上位層の生徒それぞれに対して、コンテンツ及び指導ノウハウを相互に活用すること
◆株式会社エデュケーショナルネットワークが行う教材や学習コンテンツの研究・開発を共同で行いノウハウを相互に活用することで、より品質の高い教材・テキストなどを合理的な価格で幅広い顧客に提供すること
◆双方のグループが有する顧客ネットワークを相互に活用すること
◆中堅層を中心に幅広く対応する栄光グループのコンテンツ及び指導ノウハウと、トップクラス層で定評のあるZ会グループのコンテンツ及び指導ノウハウを相互に活用し、両社の合格実績の向上及び顧客層の拡大を目指すこと
◆株式会社エデュケーショナルネットワークが全国の私立学校、学習塾へ提供している授業評価システム、教職員派遣、教員対象セミナー、進路講演会などに、Z会の有する学習指導や大学入試情報等のノウハウを組み込むことにより、高品質で効果的なサービスを提供すること
◆株式会社エデュケーショナルネットワークの開発・販売する教科書準拠ワークや中学入試対策テキストなど多数の教材群に、Z会グループの持つ教材ラインアップが加わることによって、小学生から高校生までの様々な学力層に対応すること
◆相互に保有する教材制作のノウハウ・コンテンツを持ち寄ることにより、高品質で安価な教材を教科書改訂等にあわせてスピード感を持ってリリースすること
◆栄光グループが有する小・中学生向け映像教材とZ会グループの持つ高校生向け映像教材とを組み合わせることによって、より幅広いユーザーに対して販売を拡大すること
◆双方が携帯ゲーム機向けの学習ソフトウエアなどで同様の商品を有することから、今後の開発について協力を進め開発費などの合理化をはかること
◆株式会社エデュケーショナルネットワークが私立学校より受託する学校内予備校に、Z会の東大マスターコースを中心とする最難関大学受験指導のノウハウを導入することで顧客にとって有効な受験指導・進路指導を行うこと
◆株式会社エデュケーショナルネットワークが大学の入学予定者に対して行っているリメディアル教育にZ会グループの持つ高校生向けコンテンツを活用し新大学入学生へのサービス内容を向上させること
◆両社の教室を、立地と周辺ニーズに基づいて分析したうえで相互に有効活用できるよう調整し、コンテンツ、講師、生徒の交流を通じて顧客一人ひとりに幅広いサービスを共同で提供すること
◆インターネットを活用した教育サービスの提供や、社会人など新規顧客の獲得を目指した新規サービスなど、新規事業を共同で開発すること

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